たまに「インプラントしたら歯周病にならないんでしょ？」と考えられている患者様がいらっしゃいます。 それは大きな誤解です。インプラントも歯周病になります。

なぜなら、インプラントは天然歯と同じく、骨に埋まっています。骨と歯茎は何も変わっていないので、歯周病になってしまうんです。

さらにですが、インプラントを施術したほうが歯周病にはなりやすいです。
人の身体には自然治癒力があります。身体の中で生成されたものについてはその自然治癒力が 強く作用いたしますが、インプラントのような人工物を身体に埋め込んだ場合、どうしても 軽い反発が起きてしまいます。そのため自然治癒力が低下し、歯周病になるということなんです。

インプラントがいつからされているかご存知でしょうか。
「骨に直接埋めこむからここ20年くらいかな？」
いいえ。諸説ありますが、紀元3世紀頃にヨーロッパで鉄製のインプラントが発見されているんです。
約1700年前からインプラントがあったとは驚きですね。

近代でも本格的にインプラントが治療されだしたのは1960年代に入ってからになります。
そこから50年以上が経ち、インプラント製品は100種類以上も開発され、日々開発・研究がされています。

一般的に普及されだしてから50年というのはすごいことなんです。
なぜなら、新しい技術は日々開発され続け、それでも人々に受け入れられているものはごく少数です。
その中の1つとして”インプラント”があります。
50年の歴史があるからこそ、安全な治療として人々から証明され続けています。

残念ながらインプラントは施術したらそれで終わり、というような完璧な治療方法ではありません。
”インプラントしたら歯周病になりやすくなる”といったように、問題点も多くあります。

そのためわだち歯科シニア歯科では、アフターケアを特に重視しています。

インプラントは埋め込んでからがスタートです。歯周病をはじめ、他の病気を併発しないために、定期的に歯の状態を確認させていただき、病気にならない健康状態を一緒に保っていきましょう！